週刊瞬間

毎週水曜日19時更新

2018.7.22.sun-2018.7.28.sat

男は度胸 女は愛嬌           

愛嬌がある女になりたい。
というのも、私は中学3年間、クールこそ正義、と思った挙句、クールを無愛想と履き違えて生活していた。
高校生になって、『大人な女性になりたい!』と思い初め、大学生になって2ヶ月しか経ってないが『女は愛嬌!』と痛感している。
『愛嬌があればブスでも可愛く見える』という意見を聞いたのが始まりだったが、違うということに気づいた。
愛嬌のないブス<愛嬌のあるブス<愛嬌のない美人<愛嬌のある美人
というだけで、ブスは美人に勝てない。
しかし、圧倒的に対人関係の円滑度合いが異なる。対人関係だけで行くと
愛嬌のないブス<愛嬌のない美人<愛嬌のあるブス<愛嬌のある美人
と、ブスが美人勝てる可能性が生まれる。
今は極端にブスと美人な例を挙げているが、顔の好みは人によりけりだし、だいたい化粧とかで平均的な顔面偏差値に持って行くことはできるので、愛嬌があるに越したことはないということがわかる。
ただ、愛嬌のある美人は最強である。
何者にも侵されぬその地位。
私も愛嬌のある美人になりたいが、顔はどうしようもないので、とりあえず愛嬌だけでも手に入れることができるように、日々の生活に取り組みたい。

 

夢で会えたら

死んだ祖父が夢に出てきた。

でも、今回初めてちゃんと死んでいた。

今までは生きている祖父が夢に出てきていた。

夢では会えたのに。

もう会えないのかもしれない。
祖父は昨年の夏に亡くなった。

それから今回を合わせると4回、夢に出てきている。
1度目は、祖父にアイスをもらう夢だった。

祖父が立ち上がろうとしていたので手を差し出すと

「自分のペースでゆっくり立ち上がらんと、危ないけ」

と言って断られる夢だった。

この状況は、祖父が生きていた時、実際に体験した状況だった。

夢の中の祖父は、冷凍庫に行き、なぜか

「あさひちゃん、ありがとう」

と言いながらアイスを渡してくれた。
2回目は、祖父が私の実家に来ている夢だった。

家の近所の公園にいると、車に乗った祖父が来て、私はすごく驚いて

「え⁈おじいちゃん‼︎来るなら言ってよ‼︎部屋片付けて来る!」

と、走って家に帰る夢だった。

祖父は一言も喋らず、ニコニコしていた。
3回目は、なぜか祖父の家に梅の花びらが入って来ていて、窓際に座った祖父に

「こんなの、本来あったらいけんことじゃ」

と言われる夢だった。
そして今回の4回目はは、母と祖母と買い物に行き、母が、

「こんな便利なちゃんちゃんこがあったんじゃ、おじいちゃんに買ってあげればよかった」

と泣く、謎夢だった。
1回目と3回目は、祖父がいつもいた部屋とは別の部屋で祖父と会話した。

後日、祖父の家に行って驚いたのだが、その別の部屋に祖父の仏壇が置いてあった。
祖父が死ぬ前、私は祖父に会いに行かなかった。部活やAO入試を理由にしていた。

亡くなる3日前、祖父に電話をかけると

「あんた、忙しいんじゃろ、頑張りんさいよ。」

と言われた。

今まで、祖父は

「よぉ頑張ったね」

と褒めてくれたことはあったが

「頑張りんさいよ」

は言っていた記憶がない。

というのも、祖母が私に頑張れと言うと、祖父は

「あさひちゃんは頑張っとるわいね、プレッシャーかけんさんな」

と言っていた。
私は今でも、祖父から聞いた

「頑張りんさいね」

を、頭の中で鮮明に再生できる。
祖父に会いに行かなかったことをすごく後悔している。

なので、我儘を言わせてもらうと、夢の中で生きている祖父に会い続けたい。