週刊瞬間

毎週水曜日19時更新

2018.9.23.sun-2018.9.29.sat

レベルクリア

憧れの大学生になり、生活が落ち着いてきたのでブログを始める。

大学生になって、一番大変なことは私服通学である点だ。

幼稚園の時から制服をだったので、次の日に着る服を決めるために毎晩繰り広げるファッションショーは楽しい一方、苦痛でもある。

中でも今年の夏服は特に難易度が高いのではないかと思う。

ショップに並ぶトップスはオフショルダーばかり。

どんなテイストの店もオフショルダー

オフショルに次ぐオフショル

こんなにオフショルダーには需要があるのだろうか?

というのも、オフショルダーはある一定レベルをクリアした女子しか着ることができない。

まず、背中が綺麗な女子でなくてはならない。

肌荒れがないことはもちろん、産毛問題が深刻だ。

お金がない学生は脱毛することは愚か、彼氏がいない限り剃ってもらうこともできない。(彼氏がいるようなかわいい女の子は彼氏に背中の産毛を剃ってもらうのか、そもそもかわいい女の子の背中に産毛が生えるのかという疑問が生まれるが目をつぶる。)

次に、下着の問題をクリアした女子でなくてはならない。

オフショルダーを着ている女子はノーブラなのだろうか。

このことを友人に相談したところ、

チューブトップにする

透明な肩紐に付け替える

という名案をもらった。

しかし、チューブトップは夕方には腹巻になっている可能性が高いし、透明な肩紐は透明であるというだけで、丸見えである。透明であることを理由に、相手に見て見ぬふりを強要しているだけにすぎない。ゆるせん。

そんなこんなで夏服を買うことが出来ず、今年の夏は裸で生活せざるを得ない⁈となっていた。

しかし、神はうら若き乙女にそこまで厳しくなかった。

タンクトップに袖が付いた形のオフショルダーがあったのだ。

これなら背中も隠れるし、ブラジャーの肩紐も隠れる。

少しだけ肩が見える夏らしい薄手の白のオフショルダー

私は残念ながら一定レベルに達していないが、これを着るだけでまるでレベルクリアした女子になったように見える。

迷わず購入した。

そして憂鬱な月曜日の今日、レベルクリアできるオフショルダーを着て大学に行った。

友人からもかわいいと褒められて気分がいい。

しかし、大切なことを忘れていた。

私はレベルクリアしたように見えているだけで、レベルクリアしたわけではない。

昼食後、コーヒーをこぼした。

白い、おニューのオフショルに。

私は服を着るレベルにも達していなかったのかもしれない。 

求むテレパシー

人との距離感が難しすぎて、一層の事0距離がノーマルになれ!と思う

こないだも、同じグループで何度か話したことある男の子が自動販売機にたまたま同じタイミング並んでいたのでタメ口で話しかけたら思いっきり敬語で返された。

グループ内ではタメ口だったのに。

私と話したことがあることを忘れていて敬語だったのか?

グループで話したけど2人で話すのが初めてだったから敬語だったのか?

はたまた、私と距離を置きたいがためのあえての敬語だったのか。

ジンメルはコミュニケーションを遊戯として捉えていたが、こんなゲーム、できればやめたい。

遊びたい奴だけ遊んでおけばいい。

早くテレパシーで必要最低限を信号として伝えることができるようにならんかな。人類。