週刊瞬間

毎週水曜日19時更新

2018.7.8.sun-2018.7.14.sat

 苦手な人について

*この文章は高校の時に考えていたメモをもとに書いてるので、現在の人間関係一切関係ないです。この文章に登場する”苦手な人”は同じ学校に通っていたこともなく、既にSNS上でも一切関りがなくなってしまった人なので、安心して読んでください。

苦手な人がいる。苦手な人との遭遇は人生でもう何度もしてるし、苦手な人にも

「お、こういういいところあるじゃーん」

って思ったり、割と気持ちの折り合いのつけ方も学んでいた。はず、なのに、その人と関わるたびに心がすり減る。

だから、関わりを減らそう減らそうとしたが、現代はSNSという便利なものがあり、私が何もせずともその人からくるメッセージやその人が虚空に向けて呟いてるようで南に私が居れば南の方角を向いて、北に私が居れば北の方角を向いて呟いているツイートに、私が勝手にどんどん心をすり減らした。

そこで一度その人を嫌いなところをとことん考えてみた。

1.デリカシーがない

なんっかデリカシーがない。デリカシーが何か、言葉で説明しろと言われても説明できないけど、「デリカシーがないってこんな感じなんだろうな。」って感じ。

2.自分の気持ちにだけ敏感

人の気持ちを優先しているように見せかけて他人に優しくしてる自分が大好き。

優しさを汲んでもらえなかったら目に見えて落ち込んでしまうので、こっちが優しくしないといけなくなる。

この2つかなと思った。

苦手な人の嫌な部分を見てしまった時、すごいイライラしてしまっていた。そのイライラの原因が、自分も人にこんな思いをさせてないか不安だからかも!って気づいた。

さらに、私はその苦手な人に時間を割きすぎている。その人を苦手になり、もやもやし、こうして苦手な人について分析し、文章にまでしている。いやな時間の使い方だ。

こうして苦手な人がいる→自分に投影してイライラする→イライラをどうにかしようとする→嫌な時間の使い方をする→自分が嫌になる

で、結局苦手な人を苦手がってる自分が嫌なのだ。

ここまでわかったらすっきり。この流れを断ち切ることはできないだろうけど、難しい原理を理解できたときみたいなすっきり。

苦手な人も、私にすっきりを与えてくれたので、ちょっと好きになりそうだ。

紹介文について

オープンキャンパスのパネル展示の紹介文を書いた。

パネル展示はオープンキャンパスに来た高校生に向けたブックレビューで、各自思い思いの本でレビューを実習に持ち寄り、コースのみんなで先生に習ってパネルを作り、話し合ってカテゴライズした。楽しかったし、みんな真剣にパネルを作り、それなりに熱意をもって居残りまでした話し合いをしていた。私だけかもしれないが、この企画にそこそこ愛着を持っていた。

実習の最後に先生が、「この紹介文パネル、誰か書かない?」と言った。

みんなの前で書きたいとは言えず、後からこっそり先生に「書きたいです。」と言いに行った。卑怯。

 締め切りは次の日のA.M.9:00。「書きたいです。」と言った時の私は何故か「余裕っしょ!」と思っていた。今考えるとあの自信はどこから来てたのか不思議でならない。

家に帰って1時間で仕上げる予定だったが、全然書けなくて、早起きして3時間も書いた。愛着があるからこそ1枚のパネルに収まりきらなくて、でも愛着を殺して文にするとパネルの1/3も埋まらなくて、0か100かでしか愛情表現できない私の、悪いところが全体的に出ていた。

何とか締め切りに間に合わせて、提出した。

紹介文を読んだ先生は

「良いです。」

と、言った。

前に先生に

「良い文章とはどんな文章ですか?」

と質問をしたことがある。

私が書いた紹介文を読んだ先生の

「良いです。」

は、「良い(文章)です。」とも「(どうでも)良いです。」ともとれる

「良いです。」

だった。

オープンキャンパスの今日、私が書いた紹介文を読んでいる高校生は、私が見た限りは一人もいなかった。そんなもんだ。悲しいとか悔しいとかより安心していた。と同時に、あれだけ時間をかけたのに「紹介文なんて展示の添え物だから」と甘んじて書いていた自分に気づき、情けなくなった。

オープンキャンパスの最中、先生が、

「紹介文、時間をかけて書いたでしょう。良い文章だったかどうか、また話し合いましょう。」

と言われた。

とりあえず、かけた時間まで滲み出てしまっている紹介文は、良い文章とは言えないんじゃないでしょうか。先生。

 7月の書籍費3000円について

源氏物語 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)

日本文学購読Ⅰで興味を持った。

気にしない練習: 不安・怒り・煩悩を“放念”するヒント (知的生きかた文庫)

「気にしいなのを気にする」という、気にしいの末期症状が出始めている。

まさかジープで来るとは (幻冬舎文庫)

ずっと探していた、まさか近くにあったとは

最低。 (角川文庫)

著者の紗倉まなさんをを尊敬している。

 

                                  ¥3,024‐