新しい生活様式の可視化~レジ袋有料化パン屋編~
「いらっしゃいませ!お待たせいたしました!お預かりします!袋、ご利用ですか?」
(レジ大混雑で常時お客様を待たせてしまう。)
「は?」
「7月1日よりレジ袋代5円頂戴しております。レジ袋ご利用ですか?」
「紙袋で。紙なら無料でしょ?」
「申し訳ございません。紙袋も5円頂戴しております。」
「まあ…そういう事するのね…」
「申し訳ございません。紙袋、ご用意致しますね。5円頂戴致します。」
「いや、このビニール(コロナの影響でパンは全て袋に入れて販売している。その透明で小さいポリ袋)にまとめて入れて。」
「(本来はお断りしなくてはならない。)……かしこまりました。お会計失礼します。〇点で〇円です。×カードか△カード、お持ちでないですか。」
「あるわよ、待ってね...はい!」(×カードも△カードも出す。)
「申し訳ございません。現金支払いの場合どちらかのカードにしかポイントがお付けできません。」
「カード払いだとどっちも付くの?」
「はい。カード払いに致しますか?」
「いや、現金。どっちのカードに付けるのがお得なの?」
「よく当店をご利用いただける場合は△カードですかね…」
「じゃあこっちで」(×カードを出す。)
「はい!カードお預かりします。カードのお返しです。〇円お預かりします。〇円とレシートのお返しです。大きいほうご確認お願いします。1・2・3・4・5・6・7・8・9千円と、〇円のお返しです。ありがとうございます。」
(袋詰め)
「サンドイッチ、おしぼりご利用ですか?」(おしぼりを見せながら)
「は?」
「サンドイッチにおしぼりお付けしますか?」
「頂戴」
「フランスパン保存袋ご利用ですか?」(保存袋を見せながら)
「は?」
「フランスパンを保存する際のビニールの袋、お付けしましょうか?」
「ああ、頂戴。その袋は無料なのね。」
「申し訳ございません💦」
(袋にパンを詰め終わる。丁寧に入れても透明な袋にパンパンにパンが入っていて滑稽。)
「もっときれいに入れてよ…」
「申し訳ございません💦」(袋詰めなおしてもやっぱりパンパン。)
「ありがとうございます!またどうぞお越しくださいませ!」
「…やっぱり袋頂戴。」(10円とカードを出す。)
「かしこまりました。申し訳ございません。ポイントは100円からお付けしております。10円お預かりします。5円のお返しです。」
(有料袋に詰めなおす)
「お待たせいたしました。ありがとうございます。またどうぞお越しくださいませ。」
休憩なしで5時間、忙しい時には1時間に50件以上レジ打ちをする。
釜の熱気で蒸し暑い店内でマスクをして、コロナ対策の透明な仕切りで声を全然聞き取ってもらえない。