週刊瞬間

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3年2か月バイトを続けてわかったこと、できるようになったこと10選

 

大学1年生の10月から、3年2か月続けたパン屋のバイトを退職する。

いろーーーーんなことがあったけど、10個にまとめてみた。

➀電話に出れるようになった

最初電話の出方もわからなくて、社員さんからお店に電話がかかって来た時「もっつもしもし…○○(店名)です…」って自信なさそうに出てしまって、「間違ってかけて子どもが出たと思ったよ‼‼‼」って怒られた。最初の電話がお客さんじゃなくて社員さんで本当に良かった。

②接客業が体験できた

本当にいろんなお客さんがいる。

ユーチューバーの接客もしたことある。

「おにぎりありますか」って聞かれたこともある。

常連の人もいる。

私にだけ心を開いてくれているおじいさん。

会うたびに「かわいい」って言ってくれるおばあさん。

だんだん財布から出すお金の計算ができなくなってしまって、最近来なくなったおばあさん。

みんなどこかで元気でいて欲しい。

③お店の仕組みがわかるようになった

売り上げの管理も少ししたりしていたので。

でもバイトは無責任にその数字を眺めることしかできませんでした。

④食品ロス問題

その日作られたパンの半分以上棄てた日や、もう1回お店ができるぐらい捨てた日もあった。

私は飢餓地獄に落ちると思う。

⑤店は愚か、家も無限パン粉地獄

店、ずっとパン粉が出てくる

家でも服についてるのかなんなのか知らんけどずっとパン粉出てくる。

週休2日は少ない

1日8時間労働週休2日きつすぎる。

社会人すごすぎる。

⑦焼きたてのパンかわいい

焼きたてぽわぽわのパンが並んでる光景、たまらない。

⑧私は仕事をサボれない

私は効率よく働いて早く帰りたいので、閉店後は走って移動したりもする。

だけど、時給なのでゆっくり働いてお金が欲しい人もいる。

私が走り回って巻いた時間、トイレでスマホをさわって巻き戻す人がいる。

私が働くからサボってもいいと思われる。

サボっても怒らないと思われてる、し、怒らない。

社会に出たらもっとうまくやりたい。

⑨3年働いてもだいたいのことがよくわからない

私の入れ違いで入る新人のバイトの人に

「ベテランですか?」

って聞かれたんだけど、

「いえ…4年目ですが、ベテランではないです…」

って言った。

けど何となく自分以外の人が何をしているのかわかるようになってきた。

⑩社会性と体力を保つことができる

2020年春は新型コロナウイルスの流行と就活が被ってて約1か月バイトを休んでいた。

家で自分に向き合ってばかりの就活中は前頭葉が死んでいた。

Instagramにその時期の動画が残っているのだけど、話しかたがすごくゆっくり!

バイトでは、お金をもらう責任感でスピーディーに意味のある内容を話すことができる。

あと、短くて4時間、長くて6時間立ち仕事で店内を歩き回るのパン屋は体力が付く。

けどバイトばかりだと気が狂うので、サードプレイスは重要。

サードプレイスに出掛けようという気を起こすためにも、セカンドプレイスは重要。

 

一緒にバイトをしてくれた友達への感謝

わかったこと、できるようになったことではないのだけど、

バイトがなかったら絶対に仲良くなっていない、自分とタイプが違う人と友達になれた。

大学の4年間は本当にいろんなことがある。

チャレンジをしたり、悔しい思いをしたり、恋人ができたり、恋人と別れたり、いいことがあったり、悪いことがあったり。

友達はどうしても同じタイプの人でかたまってしまうのだけど、バイトのおかげで、まったく価値観の違う友達と何度も飲みに行って語りつくすことが出来た。

新鮮な風を取り込むことが出来た。

これはバイトをして一番良かったこと。

 

みんなに「寂しい?」って聞かれるけど、ぜ~んぜん寂しくない。

とか言いつつ最終日には涙が出ちゃったりするのだろうか。